朝日新聞出版
2013年10月

　土鍋が大好きです。ぽってりした形、土でできたあたたかい感じ、蓄熱性がよくて、何を作っても美味しくできて…。
　ココットは、フランス語で「鍋」という意味だそうですが、そんな土鍋によく似ています。とてもよくできた、小さな小さなお鍋のようです。食材を入れて、オーブンや蒸し器でことこと加熱すると、思いがけない味わいに出会うことができます。なぜか不思議となんでも美味しく出来上がります。
　盛りつけに使うだけでも楽しいものです。シンプルな形なので、スープもサラダもデザートでも、ごはんだって様になります。
　日本製にもよいものがたくさんあります。手のひらに乗るぐらい小さな土鍋や、和風のグラタン皿など、探してみると、オーブン可、レンジ可の素敵な器がたくさんあって、ココットの仲間として登場させてみました。

　この本では、そんな可愛いココットを使った、夜にぴったりの小さな料理105レシピを紹介しています。忙しくて、凝った料理をする時間や元気がない夜でも、簡単に作れて、美味しくて、滋養たっぷり、しかも低カロリーのレシピです。

　誰にでも、今夜はごはん作りたくないな、という日がありますよね。でも、忙しくても、できるだけうちで作ったごはんが食べたい……。でないと明日の元気が沸いてきません。そこで、簡単に作れて、後始末も楽チンなココットレシピをたくさん考えました。

見て楽しいココットで、低カロリーで美味しいレシピ。おなかも心もいっぱいになる小さな夜ごはん、ココットで

ちょこっと作ってみてくださいな。

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